2021年も残り3か月を切り、年末に向けての活動を開始した企業も多いのではないでしょうか。今回は、ご挨拶の際に配る粗品として「オリジナル手帳」をご紹介します。
年末の挨拶。定番はカレンダー
年末の挨拶に欠かせない粗品。今回はオリジナル手帳をご紹介したいのですが、実は、定番はカレンダーです。まずはカレンダーが定番となっている理由はを分析するところからはじめましょう。カレンダーが年末の挨拶に重宝される理由は下記の4つです。
- カレンダーの買い替えタイミングである
- 名入れが簡単
- 名入れを目にしてもらう機会が多い
- 1年間使ってもらえる
<カレンダーの買い替えタイミングである>
年末の挨拶に回る時期は、新しいカレンダーが必要になる時期でもあります。しかも、カレンダーが欲しくなるのは1年の間にほぼこの時期だけです。クライアントにとっても喜ばしいものなのです。
<名入れが簡単>
さらに、名入れが簡単であることが大きなメリットになります。企業用のカレンダーには、ほぼ確実に名入れスペースが用意されています。そこに会社名やロゴを指定するだけで名入れのカレンダーが完成するので手間がかからずに済みます。
<名入れを目にしてもらう機会が多い>
カレンダーは日常的に確認するものです。毎日目にすると言っても過言ではないでしょう。見てもらう数だけ名入れも視界に入ることになります。1日に1回以上会社のアピールができるとあっては、使わない手はないでしょう。
<1年間使ってもらえる>
カレンダーは一度使ってもらえれば途中で他のものに変えることはありません。1年間使い続けてもらえるので、継続的な効果を期待できるのです。消耗品のノベルティでは一過性のものになってしまうため、コストパフォーマンスは最高です。
カレンダーの定番ゆえの大きな欠点
カレンダーが年末の挨拶の定番であるには納得の理由がありますが、残念ながら大きな欠点があります。それは、多くの企業で名入れカレンダーを作っているということです。カレンダーはハズレない粗品であり、制作がしやすいため多くの企業で採用されます。すると、クライアントにも多くの取引先からカレンダーが集まります。カレンダーを掲出する場所は大体決まっていますので、使われることなく倉庫に眠ってしまうものも少なくありません。使ってもらえないまま翌年の大掃除で資源ごみにされてしまうということもざらにあります。
また、使ってもらえたとしても定番なものは印象に残りづらいという欠点があります。印象に残しノベルティとしての効果を最大化するためには何かしらの工夫が必要です。しかしカレンダーにおける工夫の多くはデザインに集約されてしまいます。デザインは人によって好みがあることを考えると、印象に残るにはユニークなアイデアが必要になることでしょう。
カレンダーの欠点も克服する『オリジナル手帳』
そんななか、カレンダーの利点を生かしつつ、欠点を克服する方法として「オリジナル手帳」は有効な手立てとなります。オリジナル手帳であれば、カレンダーと同様に、買い替えのタイミングであり、1年間使ってもらえます。名入れもカバーだけであれば容易ですし、使うたびに目にしてもらえます。カレンダーと違って配られる数が多くないので、印象に残りやすく、使ってもらいやすいという点でもメリットが大きくなります。このように、オリジナル手帳であれば、より効果的なノベルティとすることができるのです。
さらに、オリジナル手帳だからこそできることも多くあります。大きなメリットは、オリジナル手帳ではカレンダーには入れられないような細かな情報を追記できることです。例えば、製品の販売をしている会社の場合、巻末に製品一覧を記載するとクライアントに重宝されることでしょう。また、多彩な事業を展開している会社であれば、事業内容をまとめることで、これまでの取引以外の仕事を受注できる可能性が高くなります。こうした発展的な話題を作りやすいのもオリジナル手帳のメリットでしょう。打ち合わせの際など、手帳を使う人は多いはずです。カレンダーではクライアントが実際に有効活用している場面に立ち会うことは少ないですが、手帳であれば、実際に使っていただく場に同席でき、会話のフックにすることができるのです。
オリジナル手帳のメリット
- カレンダーのメリットを網羅している
- カレンダーの欠点を克服している(印象に残りやすく、使ってもらいやすい)
- 会社の情報を多く追記できる
- 話題にしやすい
オリジナル手帳にも欠点はある。まずはプロに相談を
このように、多くのメリットがあるオリジナル手帳ですが、注意点も存在します。
第1に、費用の問題です。手帳を作成した場合、カレンダーに比べどうしても単価が高くなってしまいます。しかもカレンダーは会社に1枚で十分ですが、手帳は個人にプレゼントするものなので、取引先のご担当の人数分必要になってしまいます。
第2に、製作にしっかりした計画が必要なことです。カレンダーに比べオリジナルページなどを作れる分、ページ構成の検討や、制作スケジュールの確認などが必要になります。
こうした問題はプロに任せることで解決を図りましょう。オリジナル手帳を製作する会社は多くありますが、会社によって、最小ロットや製作スケジュールが異なります。自分たちの必要なロットが作れる会社に依頼すれば、無駄な製作をせずに済みますし、製作が早い会社であれば、年末ぎりぎりでも手帳を用意することができるでしょう。(ちなみに、勝手帳イージーコースであれば30冊からの作成、最短2週間でのご納品が可能です)
また、データ作成についても手帳製作会社が行えることも多く、原稿さえあればおしゃれなデザインにしてもらうことも可能でしょう。これら全体を手帳製作会社が管理してくれるので、スケジュールを気にする必要もありません。プロに依頼することで、ハードルを乗り越えるためのアイデアを享受することができると言えます。
オリジナルページを追加したければ10月中がタイムリミットの場合も
手帳をオリジナル製作する場合、オリジナルページを追加するかどうかで製作期間が大きく変動します。この場合には10月中の発注がタイムリミットとなることも多いので注意が必要です。オリジナルページを追加する場合、製作に1か月ほどかかる場合がほとんどです。特に、手帳の繁忙期である年末では普段より時間がかかることもあります。年末のご挨拶に使うことを前提とすれば、12月の上旬には必要になることでしょう。そこから逆算をすると10月末には制作にかかりたいところです。デザインに必要な時間も考えるともう少し早めに決定しなければ間に合わない場合が出てきます。このあたりは製作内容などにより変わりますので、まずはご相談ください。
まとめ
オリジナル手帳は年末の挨拶の粗品・ノベルティとして大変メリットの多い製品です。こだわりを詰めることもできるので、クライアントにも喜んでもらえることでしょう。ただし、注意点が多いのも事実です。手帳製作会社に相談しながら、ベストな方法を探すのがよいでしょう。